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2015/08/06
試合情報
【AFCマッチレポート】準々決勝 vs.タシサット・ダリアエイ(イラン)
8月4日(火)AFCフットサルクラブ選手権イラン2015 準々決勝 vs.タシサット・ダリアエイ(イラン)の
マッチレポートを掲載いたします。是非、ご覧ください!
■試合結果
名古屋オーシャンズ 3-4 タシサット・ダリアエイ(イラン)
前半1-1 得点者:サカイ
後半2-3 得点者:モリオカ・モリオカ
合計3-4 負け
準々決勝の相手はイランのTasisat Daryaei、現イラン代表や元代表が多く在籍する チームで、1vs1の突破と強烈なシュートが多くの選手ができることが特徴であり、 何よりピヴォのシャムサイーの得点力が図抜けている。イランらしい個々の局面の打開と ピヴォを使った攻撃型のチーム。 名古屋のメンバーは、外国籍はコスタがベンチ入りしそのほかの選手は前回と同じメンバー。 これまでの二戦は、セットごとに交代をしたが、今日は、セットでの交代はせず、 サカイ・コスタ・モリオカ・ヨシカワ・キタハラ・ホシの6名を中心に回し、ナカムラと マティアスがそこに入っていく形でメンバーを組んでいった。 昨日の練習や試合のアップをみている限り、予選の二試合よりもコンディションが回復して いる印象を受け、チームの雰囲気もこの準々決勝の一試合に向けられ非常に良いと感じていた。 名古屋としては、相手チームの分析から相手のプレス回避がうまくない印象なので、前から猛烈 なプレスをかけること、攻撃では個人のボールへの寄せが強いが怖がらずに長い距離のフリー ランニングをタイミングよく入れながら、ボールポゼッションをあげることがゲームのポイントと なるゲーム。 また、会場は間違いなくアウェーの雰囲気と声も通らないくらいの応援、レフリーの判定も相手 チームが有利になることが予想されるため、そのあたりにも忍耐強く戦っていく必要がある。 名古屋のスタートは、 シノダ・サカイ・モリオカ・コスタ・ヨシカワ 前半開始直後、 名古屋の思い描いた通り、プレスがはまり、相手の自由を奪うことに成功。 選手達の動きも、予選とは明らかに違い強度の高い動きを出すことができている。 また、予想通りというか第一回のアジアクラブ選手権の時と同様に応援の音量は圧倒的で、 声によるコミュニケーションをとるのは難しい。 前半1分、モリオカの敵陣でのカットからサカイがパスを受けシュート、ゴール前で相手にあたらい コースが変わりゴール。1-0 その後も、プレスをかけ相手の自由を奪い、良いリズムでゲームを進める。 ただ、一度プレスを回避されハーフまで戻されると、相手のサイドでの1vs1から押し込まれる状況 もある。しかし、シュートへしっかりと対応し良い形で初めの5分を終える。 前半6分、Tasisatの左サイドの攻撃で、1vs1から押し込まれ中央にパスを、相手選手への寄せが 一瞬甘くなったところを9番シャムサイー12あたりから決められ失点、1-1。 前半15分あたりで名古屋が5ファール、それまで続けてきたプレスをやめ一度、守備のファーストライン をハーフまで下げる。やや押し込まれる展開が多くなるが、ゴール前でしっかりと対応。 前半17分Tasisatも5ファール。 前半18分、名古屋がタイムアウトをとり、相手も5ファールになったこともあり守備はプレスに戻す。 お互い得点はなく前半1-1で終了。 前半は、プレスが効果的で相手の良さの一つであるサイドでの1vs1の突破を消すことができていた。 後半は、相手が短い距離のパスによるプレス回避ができていないので、ピヴォへの長いボールを多用し、 その流れやこぼれ球を拾いハーフまで押し上げ、そこからピヴォを使った攻撃をメインにしてくることも 考えれる。 ハーフタイムでは、相手のピヴォ当てをどうケアしていくのか、また、ピヴォ当てされた後の対応を チームとして確認した。1vs1の対応に関しては、前半は突破される部分もあったが、しっかりと フォローを作りながら対応できていたので、これを続けること。 攻撃では、長い距離のフリーランニングをしっかりと入れていくことが確認された。 後半のスタートは、 シノダ・キタハラ・マティアスヨシカワ・ナカムラ。 後半1分、Tasisatの初めのキックイン。ボールサイドに1枚がよった瞬間。よりゴールに近い選手が ボールによりダイレクトでシュートされる。そのボールがファーポストにあたりゴール。1-2。 先攻していく展開が理想だっただけに開始早々の失点は悔やまれる。 その後はTasisatの選手の動きがやや落ちてきている印象を受けるが、 それと同時に、名古屋のプレスに対してGKを使いながら長いパスでピヴォを使ってくる攻撃が目立ち始める。 それと同時に名古屋のプレスラインもハーフ当たりまで下げざるおえない場面多くなる。 やや押し込まれる時間が長くなり、相手の方がチャンスが多いが名古屋もチャンスを作っている。 後半10分、相手の動きが止まってきたこともあり相手陣内で名古屋がボールを保持し攻撃する場面が出始める。 後半13分、キタハラが左サイドの守備の裏をとりパスがでる、そのパスを相手GKがカットするがその ボールがモリオカにわたり、右サイド15mあたりからGKが戻る前にシュート、フィールドの選手が 戻っていたがクリアできずゴール。2-2。 相手のミスからの得点ではあるが、チームとして長い距離のパスラインを作るということが実を結んだ ゴールだった。 その後は、Tasisatはピヴォとカウンターの攻撃で名古屋ゴールに迫り、名古屋もモリオカのピヴォと 相手守備の裏をとる攻撃でチャンスをうかがう。 後半17分、モリオカがキープし中央へのパスからヨシカワが抜けだしGKと1vs1、シュートは相手GK がセーブ。 その直後、Tasisatの攻撃、ゴール前で9シャムサイーパスが入りディフェンスを背負いながらターン してシュート、これがファーサイド下に決まり2-3。 決定機を作った直後だけに非常に悔やまれる失点。 失点直後にタイムアウトをとり、残り二分でパワープレーに。 コーナー付近や、10m付近でフリーな形でシュートを打つもののゴールは決めれず。 後半 残り1分22秒、パワープレーがえしから失点、2-4。 後半 残り0分5秒 左サイドのFKからのモリオカが直接決め3-4、Tasisatは5ファール。 残り5秒で一点を全員で取りに行くもタイムアップ。 3-4で敗戦。 完全アウェーの中で最後までゴールを目指したが残念ながら力及ばず準々決勝で今年のアジア選手権は 終えることになった。 このゲームに関していえば、チームとしてうまくいった部分、うまくいかなかった部分などあるが、 全員がやりきったゲームであったと思う。 高地・湿度・応援など満足のいく状況の中で戦えない選手がほとんどであったが、そいういった中でも 勝ちきるには、色んな面でチームの力不足だと感じた。 日本に戻っても、この力不足と感じている部分を意識し続け、のこりの国内のシーズンを戦って行く ことが必要である、それが来年のこの大会につながるはずだ。 また、フットサルというゲームに熱狂する応援がイランにはあり、その力は大きいと第一回の大会同様に 改めて感じた大会であった。 自分たちではどうすることもできない環境に意識を向けてはいけないのだが、少なからずこのイランの 応援というのはゲームに影響を与えてくる。 日本の国内のフットサルでもこのような雰囲気を作り出せればと感じた。 最後に、ヨシカワを勝利で、そして優勝でスペインに送り出せなかったことは非常に悔やまれる。 ■ビクトル監督コメント 非常にタフなゲームだった。 決勝戦とっても過言ではないくらい、両チームとも激しいプレーをしたと思う。 勝つことができなかったのは非常に残念であるが、フットサルという競技にとって、とてもレベルが 高く、良い試合だったと思う。 この試合の勝者は、どちらに転んでもおかしくなかった。 本当に悔しい、勝ちたかった気持ちは強いが、我々チームは、全ての力を発揮し、プレーできている ので悔いはありません。選手達にお疲れさまと伝えたい。
準々決勝の相手はイランのTasisat Daryaei、現イラン代表や元代表が多く在籍する チームで、1vs1の突破と強烈なシュートが多くの選手ができることが特徴であり、 何よりピヴォのシャムサイーの得点力が図抜けている。イランらしい個々の局面の打開と ピヴォを使った攻撃型のチーム。 名古屋のメンバーは、外国籍はコスタがベンチ入りしそのほかの選手は前回と同じメンバー。 これまでの二戦は、セットごとに交代をしたが、今日は、セットでの交代はせず、 サカイ・コスタ・モリオカ・ヨシカワ・キタハラ・ホシの6名を中心に回し、ナカムラと マティアスがそこに入っていく形でメンバーを組んでいった。 昨日の練習や試合のアップをみている限り、予選の二試合よりもコンディションが回復して いる印象を受け、チームの雰囲気もこの準々決勝の一試合に向けられ非常に良いと感じていた。 名古屋としては、相手チームの分析から相手のプレス回避がうまくない印象なので、前から猛烈 なプレスをかけること、攻撃では個人のボールへの寄せが強いが怖がらずに長い距離のフリー ランニングをタイミングよく入れながら、ボールポゼッションをあげることがゲームのポイントと なるゲーム。 また、会場は間違いなくアウェーの雰囲気と声も通らないくらいの応援、レフリーの判定も相手 チームが有利になることが予想されるため、そのあたりにも忍耐強く戦っていく必要がある。 名古屋のスタートは、 シノダ・サカイ・モリオカ・コスタ・ヨシカワ 前半開始直後、 名古屋の思い描いた通り、プレスがはまり、相手の自由を奪うことに成功。 選手達の動きも、予選とは明らかに違い強度の高い動きを出すことができている。 また、予想通りというか第一回のアジアクラブ選手権の時と同様に応援の音量は圧倒的で、 声によるコミュニケーションをとるのは難しい。 前半1分、モリオカの敵陣でのカットからサカイがパスを受けシュート、ゴール前で相手にあたらい コースが変わりゴール。1-0 その後も、プレスをかけ相手の自由を奪い、良いリズムでゲームを進める。 ただ、一度プレスを回避されハーフまで戻されると、相手のサイドでの1vs1から押し込まれる状況 もある。しかし、シュートへしっかりと対応し良い形で初めの5分を終える。 前半6分、Tasisatの左サイドの攻撃で、1vs1から押し込まれ中央にパスを、相手選手への寄せが 一瞬甘くなったところを9番シャムサイー12あたりから決められ失点、1-1。 前半15分あたりで名古屋が5ファール、それまで続けてきたプレスをやめ一度、守備のファーストライン をハーフまで下げる。やや押し込まれる展開が多くなるが、ゴール前でしっかりと対応。 前半17分Tasisatも5ファール。 前半18分、名古屋がタイムアウトをとり、相手も5ファールになったこともあり守備はプレスに戻す。 お互い得点はなく前半1-1で終了。 前半は、プレスが効果的で相手の良さの一つであるサイドでの1vs1の突破を消すことができていた。 後半は、相手が短い距離のパスによるプレス回避ができていないので、ピヴォへの長いボールを多用し、 その流れやこぼれ球を拾いハーフまで押し上げ、そこからピヴォを使った攻撃をメインにしてくることも 考えれる。 ハーフタイムでは、相手のピヴォ当てをどうケアしていくのか、また、ピヴォ当てされた後の対応を チームとして確認した。1vs1の対応に関しては、前半は突破される部分もあったが、しっかりと フォローを作りながら対応できていたので、これを続けること。 攻撃では、長い距離のフリーランニングをしっかりと入れていくことが確認された。 後半のスタートは、 シノダ・キタハラ・マティアスヨシカワ・ナカムラ。 後半1分、Tasisatの初めのキックイン。ボールサイドに1枚がよった瞬間。よりゴールに近い選手が ボールによりダイレクトでシュートされる。そのボールがファーポストにあたりゴール。1-2。 先攻していく展開が理想だっただけに開始早々の失点は悔やまれる。 その後はTasisatの選手の動きがやや落ちてきている印象を受けるが、 それと同時に、名古屋のプレスに対してGKを使いながら長いパスでピヴォを使ってくる攻撃が目立ち始める。 それと同時に名古屋のプレスラインもハーフ当たりまで下げざるおえない場面多くなる。 やや押し込まれる時間が長くなり、相手の方がチャンスが多いが名古屋もチャンスを作っている。 後半10分、相手の動きが止まってきたこともあり相手陣内で名古屋がボールを保持し攻撃する場面が出始める。 後半13分、キタハラが左サイドの守備の裏をとりパスがでる、そのパスを相手GKがカットするがその ボールがモリオカにわたり、右サイド15mあたりからGKが戻る前にシュート、フィールドの選手が 戻っていたがクリアできずゴール。2-2。 相手のミスからの得点ではあるが、チームとして長い距離のパスラインを作るということが実を結んだ ゴールだった。 その後は、Tasisatはピヴォとカウンターの攻撃で名古屋ゴールに迫り、名古屋もモリオカのピヴォと 相手守備の裏をとる攻撃でチャンスをうかがう。 後半17分、モリオカがキープし中央へのパスからヨシカワが抜けだしGKと1vs1、シュートは相手GK がセーブ。 その直後、Tasisatの攻撃、ゴール前で9シャムサイーパスが入りディフェンスを背負いながらターン してシュート、これがファーサイド下に決まり2-3。 決定機を作った直後だけに非常に悔やまれる失点。 失点直後にタイムアウトをとり、残り二分でパワープレーに。 コーナー付近や、10m付近でフリーな形でシュートを打つもののゴールは決めれず。 後半 残り1分22秒、パワープレーがえしから失点、2-4。 後半 残り0分5秒 左サイドのFKからのモリオカが直接決め3-4、Tasisatは5ファール。 残り5秒で一点を全員で取りに行くもタイムアップ。 3-4で敗戦。 完全アウェーの中で最後までゴールを目指したが残念ながら力及ばず準々決勝で今年のアジア選手権は 終えることになった。 このゲームに関していえば、チームとしてうまくいった部分、うまくいかなかった部分などあるが、 全員がやりきったゲームであったと思う。 高地・湿度・応援など満足のいく状況の中で戦えない選手がほとんどであったが、そいういった中でも 勝ちきるには、色んな面でチームの力不足だと感じた。 日本に戻っても、この力不足と感じている部分を意識し続け、のこりの国内のシーズンを戦って行く ことが必要である、それが来年のこの大会につながるはずだ。 また、フットサルというゲームに熱狂する応援がイランにはあり、その力は大きいと第一回の大会同様に 改めて感じた大会であった。 自分たちではどうすることもできない環境に意識を向けてはいけないのだが、少なからずこのイランの 応援というのはゲームに影響を与えてくる。 日本の国内のフットサルでもこのような雰囲気を作り出せればと感じた。 最後に、ヨシカワを勝利で、そして優勝でスペインに送り出せなかったことは非常に悔やまれる。 ■ビクトル監督コメント 非常にタフなゲームだった。 決勝戦とっても過言ではないくらい、両チームとも激しいプレーをしたと思う。 勝つことができなかったのは非常に残念であるが、フットサルという競技にとって、とてもレベルが 高く、良い試合だったと思う。 この試合の勝者は、どちらに転んでもおかしくなかった。 本当に悔しい、勝ちたかった気持ちは強いが、我々チームは、全ての力を発揮し、プレーできている ので悔いはありません。選手達にお疲れさまと伝えたい。